トランプのゲーム「バルビュ」の紹介と感想など

今回は去年はじめて遊んでみたら衝撃的に面白かったトランプのゲーム「バルビュ」を紹介します。
バルビュはトリックテイキングがメインのゲームです。トリックテイキングがわからない人は「ザ・クルー」の記事に簡単な説明があるのでそちらを先に読んでみてください。

バルビュの簡単な説明

「バルビュ」は主にヨーロッパで遊ばれているゲームですが、中東に「トレックス」と言うそっくりなゲームがあったりして類似ゲームは世界各地で遊ばれているようです。
世界中で遊ばれているトランプのゲームなので公式ルールは存在しません。ここでは僕がゲーム会の息抜きにできるように、30分から1時間程度で終わるように調整したルールを紹介します。


4人で遊びます。トランプカードデッキから各スートの2~6のカードをすべて抜いた32枚のカードを使います。
ランクの強さは 強い順に「A、K、Q、J、10、9、8、7」の順になります。
基本的には「マストフォロー 切り札無し」のトリックテイキングです。

まずディーラーが配り切りでカードを4人に配ります。ディーラーは1ゲームごとに左隣のプレイヤーに移ります。
各自手札を確認して、ディーラーが今回プレイするゲームのルールを9種類から選んで決定します。
以下が選べるゲームの種類です。※1度選んだゲームを同じ人が2回選ぶことはできない。

1、ハートキング(バルビュ) ハートのキングを取ったらマイナス20点。
2、ハーツ 全トリック終了時に取っているハートのカード1枚に付きマイナス2点。ハートのAだけはマイナス6点。
※上記2ゲームはハートをトリックの1枚目(リード)に出してはいけない
3、ガールズ 各スートのQはそれぞれマイナス6点。
4、コレクション 1トリック取るごとにマイナス2点。
5、ラストツー 最後のトリックを取るとマイナス20点。最後の前のトリックを取るとマイナス10点。
6、サラダ 上記5種をすべて適用する。

7、ポジティブトランプ 切り札スートをひとつ選ぶ。1トリック取るごとにプラス5点。
8、ドミノ(トレックス) 7ならべの最初のランクを選ぶ。Aと7はつながらない。最初に手札を無くしたらプラス45点。2着は25点。3着は5点。4着はマイナス5点。
9、アンチサラダ サラダと同じルール(1~5のゲームを行う)だが、すべてのマイナス点はプラス点として計算する。

ゲームを始める前にディーラーが何周したらゲーム終了か決めておきます。だいたい2周で30分前後となります。

比較的短時間でもしっかり遊びたいなら、選べるゲームの種類を9種類ではなく5種類くらいにすると良いです。ゲームの種類を減らす場合、サラダ2種と、ラストツー、ポジティブトランプをなくすと中東版の「トレックス」ルールに近くなります。これもおすすめです。

ダブルについて

ゲーム選択の後で、ディーラー以外のプレイヤーはダブルの宣言ができます。ダブル宣言したプレイヤーは他プレイヤーを選んで、1ゲーム終了時のその2人の間でのポイントの差分が追加ポイントになり、勝った方がプラス点、負けた方がマイナス点になります。2人でダブルを掛け合った場合は追加ポイントが倍になります。ディーラーは自分に対してダブルをかけてきたプレイヤーにしかダブルをかけられません。
わかりにくくなるので慣れるまでダブルは無しでもいいと思います。

全員が規定回数ディーラーをこなしたらゲーム終了。得点が最も多いプレイヤーの勝利です。


感想など

一番面白いのは全ゲーム、つまり各プレイヤーがディーラーを9回ずつやる完全ゲームなのですが、長時間になるのでなかなか機会がないです。ただ中毒的な面白さがあるのでチャンスがあれば是非やってみてほしいです。
全ゲームやるとなると1回選んだゲームは2回選べないので、後半はだんだん配られたカードでやりたくないゲームも選ばなければいけなくなってきます。ディーラー2周で終わる程度の自由度の高いゲームとは違う雰囲気になっていくのです。

上記9ゲームのうち1~6まではマイナス点のゲーム、7~9までがプラス点のゲームです。7番のポジティブトランプゲーム以外は切り札無しなので、トリテとして非常にわかりやすいと思います。
そしてひときわ異彩を放つのが8番目のゲーム「ドミノ(トレックス)」です。これだけトリックテイキングですらない7ならべ風のゲームが突然始まります。これだけでポイントを取りまくるプレイヤーは「トリテは下手だけど7ならべは名人」とか言われちゃいますが、ドミノは1位のプラス点が高いので勝てそうなときは優先的に選んでいいと思います。

トランプと言って侮るなかれ、数多の名作ゲームに引けを取らない面白さがあります。僕はこのゲーム、プレイした事のあるアナログゲームの中でも面白さランキングはかなり上位にきています。そしてそんなゲームがトランプにはまだまだ存在しているのです。別の機会にまた紹介したいと思います。