「ワーリング・ウィッチクラフト」の感想など

魔女の秘薬作りがテーマのゲームです。プレイ時間が非常に短いのに満足度が高く、個人的にとても気に入っています。

プレイヤーは魔女になり、鍋でぐつぐつと謎の薬を作ります。材料を左隣のプレイヤーからもらい、完成したものを右隣へ渡します。ただし材料をもらいすぎてバーストしないようにしなければいけません。

ワーリング・ウィッチクラフト
個人ボードと秘薬のレシピ。上手くやりくりしないと材料が溢れる

プレイの流れは簡単で、しかも全員同時プレイです。
まずレシピカードを4枚うけとり、一枚選んで自分の前にプレイします。選ばなかったカードは左隣へすべて渡します。これは次ラウンドのレシピ候補です。つまりカードドラフトですね。

ワーリング・ウィッチクラフト
レシピ。上の段の材料を払うと、下の段の材料が場からもらえる。

次に自分のレシピカードを使い、どの順番でもいいので材料をレシピに置いて、その結果もらえる材料を場から受け取り自分の鍋に入れます。

ワーリング・ウィッチクラフト
これが鍋。レシピによって生み出された材料はここに乗る。そして右隣のプレイヤーへ。

すべてのレシピの処理が終わったら鍋に乗った材料は鍋ごと右隣のプレイヤーに渡します。
自分に回ってきた鍋の材料を自分の個人ボードの配置します。このとき材料の配置上限を超えたらその材料は鍋を回してきた左のプレイヤーに渡します。これが勝利点です。
先に勝利点が5点になったプレイヤーの勝利です。

レシピ上部にはアルカナという属性のようなマークが書いてあり、アルカナが規定数集まると特殊能力が発動します。といっても鍋に材料1つ乗せるとかその程度です。
他にもプレイヤー特有の能力があったりしますが、基本的にはルールはこれだけです。


感想など

僕はこのゲームがたいそう気に入っています。アートワークが「ブラッディ・イン」と同じだからだというのもありますが、全体的にとても良いゲームだと思います。
ゲーム中ぐるぐるレシピと鍋が回るのです。そしてあっという間に終わります。全員同時プレイだからというのもありますが、システム的に4~5ラウンドで決着がつくようになっているのでしょう。15分もあれば1プレイが終わります。そして僕が「もう一回!」と叫ぶわけです。※現時点で僕は一回もこのゲームで勝利していません

秘薬の材料は黒い「影の心臓」、白い「マンドレイク」、赤い「毒キノコ」、青い「毒クモ」、緑の「ヒキガエル」の5種類です。
黒と白がすぐにキャパ超えるので重要なのだろうと思っているのですが、先日遊んだときは緑カエルが7個溢れましたね。1発でゲーム終了しました。

ワーリング・ウィッチクラフト
何か1色で攻め切ろうとすると、鍋の送り先で効率的に処理されてしまう

僕には向いていないのかもしれませんが、とても魅力のあるゲームです。もしかしたらカードドラフトするゲームでは一番好きかもしれません。
あまりに気に入ったので、鍋をプラスチック製の鍋にするアップグレードまで買ってしまいました。僕はあまりアップグレードに手を出さないのですが、これはいっちゃいました。

プレイヤー固有能力もとても特徴が出て面白くなります。スタート時の保有材料数に差が出たりするので、最初だけは見習いという初心者向けキャラにして2回目からは固有能力キャラで遊ぶのがおすすめです。

とにかく軽くて楽しいです。おすすめです。一回くらいは勝ちたいものです。