もくじ
『主計将校:第二次世界大戦の補給戦』の簡単な説明
こんな感じのゲームです
感想など


『主計将校:第二次世界大戦の補給戦』の簡単な説明

2~6人用。プレイ時間90分~。この記事を書いている時点のBGGでは6人プレイがベストとなっています。
ルール難易度はやや簡単。2チームに分かれて戦うウォーゲームです。

各プレイヤーは米英ソの連合国チームと日独伊の枢軸国チームいずれかの国を担当して第二次世界大戦を戦います。6人未満でプレイするときは1人で複数国を担当することになります。難しそうに見えますがカードと少数のコマしか使わないテンポの速い中~重量級ゲームです。

主計将校
世界大戦なのでもちろん世界地図で戦う

4人でプレイすると、ドイツとソ連は各1人のプレイヤーが担当し、日本とイタリア・イギリスとアメリカは1人で2カ国を担当します。4人でもかなり面白いですが、やはり6人プレイがベストなのだと思います。

言語依存が少しあります。完全日本語版があるのでそちらがオススメです。


こんな感じのゲームです

各プレイヤーは担当する国のカードと海軍・陸軍コマを受け取ります。
各国ごとにそれぞれ全く中身も枚数も違うカードデッキで、海軍コマと陸軍コマも国ごとに数が違います。

主計将校
日本は海軍コマが5つあるがソ連は1つしかない。カード枚数はソ連が多い。

各国の本拠地に陸軍コマを置いて、自分の国のカードデッキをシャッフルしたら10枚引いてそのうちの3枚を捨て札にします。
ゲームスタートです。

ラウンドは必ずドイツ→イギリス→日本→ソ連→イタリア→アメリカの順番に手番が回ります。
自分の手番になったらカードを一枚手札から出して効果を発動します。手番にできるのはそれだけです。

カードは大きく分けて7種類あります。

主計将校
カードは7種あるが国によっては6種しかデッキに含まれない

海戦カードと陸戦カードは隣接するマスにいる敵の海軍・陸軍に対して攻撃をするカードです。攻撃された方は必ず負けます。攻撃されたらそのマスに置いてあった自国の海軍陸軍コマを自分の手元に戻します。
海軍設立カードと陸軍設立カードは、自軍に隣接するマスに海軍・陸軍コマを出現させるカードです。敵がいるマスには出せません。また、手元にコマが余っていなければ出せません。
イベントカードは即座に効果を発揮する内容が書いてあります。強力な効果が多いです。
情勢カードは自分の前にゲーム中置いたままにしておくカードです。書いてある内容はゲーム中ずっと効果を発揮します。
対応カードは自分だけが見えるように隠して置いておくカードです。他プレイヤーの出すカードに対応して発動するカードです。一度発動したら捨てます。

陸・海軍のコマの配置のルールとして、手番中に自分の軍が星の描いてあるマスとつながって置いていなければ、補給路を断たれたとして全てボードから取り除かなければいけません。
カードデッキがなくなって引くカードがなくなった場合は勝利点から1枚につき1点がマイナスされます。
星のついているマスを占拠していると得点になります。

他にも多少細かいルールはありますが、大まかにはこういうゲームです。
ゲームは全20ラウンドで終わります。20ラウンド到達前に勝利点に30点差が付いたら即座にゲームが終了します。
勝利点が多いチームの勝ちです。


感想など

見た目の印象よりずっと軽くて簡単なルールのチーム戦ゲームです。ガチガチのウォーゲームを想像していると肩透かしを食らうでしょう。しかしルールは簡単ですが勝つのは簡単ではありませんでした。

ドイツを担当して何回か遊びましたが、1回も勝てません。枢軸国でプレイしていると後半アメリカの物量が悪夢のようです。ラウンド10以降は全く勝てる気がしませんでした。チームとして戦い方を間違えているのかもしれません。ヨーロッパを死守するので精一杯で、アジアとアメリカにちょっかいを出しに行くのはきつすぎます。枢軸国はカードデッキ破壊の方向で戦うのが正しいのでしょうか。

主計将校
カード枚数の差がすごい

デッキ破壊してイギリスに負担を強いても、我が同盟のイタリアがデッキ破壊されていないのにデッキがなくなってしまいそうなのです。どうなっておるのか。アジア侵攻と思ってもモスクワ周りはカッチカチに防御が硬いし、アフリカから回っていくしかない。とはいえ20ラウンドで20枚しかカードプレイできないのに、イギリスのデッキも破壊してアフリカ経由で中国攻めなんてやっている余裕がないのです。

そうこうしているうちに北海から西ヨーロッパ攻撃されて、ヨーロッパ戦線立て直しに2ラウンド消費でもうガタガタになっているところにアメリカがやってくるのです。ノルマンディ上陸だこれ。日本は日本で太平洋の島々で補給ラインを絶たれて、史実も真っ青の本土決戦になってしまっているし。枢軸国で勝てるのこれ?

主計将校
西ヨーロッパは死守したい

とはいえこの第二版はバランス調整されているとのこと。もうすこし他の国のカード内容なども把握できれば戦いようもあるのでしょう。慣れないうちは連合国が有利な気はします。

プレイヤー全員にある程度の歴史知識があると盛り上がりますが、知識がなくてもゲームとして面白くできているので問題なく楽しめます。手番でできることがカード1枚出すだけなのでテンポよくゲームが進んで気持ちよく遊べる稀有なチーム戦ウォーゲームです。人数が集められるならぜひ一度遊んでみてください。普段この手のゲームをやらないメンバーでもきっと楽しめます。