「stichtag / 毎日がトリックティキング」の感想など
すごいタイトルのゲームです。トリテ好きな人にはパラダイスのようなセリフですね。
トリックティキングが何のことかわからない人は「ザ・クルー」の記事に簡単な説明があるので読んでみてください。
もちろんこれはトリックテイキングのゲームですが、ルールが300種類以上あるのです。というかルールがカレンダーになっていて、毎日違うルールで遊べるようになっています。
よくある10の位と1の位と何月とわかれているカレンダーに、すべて固有のルールが書いてあります。この組み合わせで毎日違うルールで遊べるわけです。
基本のルールは「マストフォロー、赤が切り札」です。これに月日のルールを追加します。
たとえば画像の7月17日のルールは
10の位の1「3ラウンドでゲーム終了。1トリックにつき1点を得る。ゲーム終了時に最も得点の少ないプレイヤーの勝利」
1の位の7「拒否権カードを持っているプレイヤーは他のプレイヤーの出したカードをそのトリックから除外して無しにしてよい。拒否権カードは除外されたプレイヤーに移動する」
7月「熱中症マークがついているカードをトリックで取得したプレイヤーは、絶対にトリックに勝てない。他のプレイヤーに熱中症が移動するまで続く。」
という追加ルールで遊びます。
感想など
これだけ種類があれば面白いルールもあればつまらないルールもあるわけで、それはやってみないとわかりません。
ゲーム会の日にちのルールで遊ぶのももちろん良いのですが、「7月のルールちょっとあんまりかなぁ」と思っても一か月はそれを使わなきゃいけないの辛すぎます。そこは臨機応変でいいと思います。
誰かの誕生日とか、記念日とかで適当に何種類か遊んでいるとオッと思う面白ルールに当たるかもしれません。
トリテとしてどうなのかというと、本当にルールによって別ゲームなので何とも言えません。個人的に面白いと思ったルールは2月のルールで、特定のマークが描かれているカードがトリックに出てきたら、全員が手札を隣の人に渡して手札交換するというメチャクチャなのがパーティゲーム感があってよかったです。
数字カードの他にルールによって使う特殊カードが何種類かあり、(7月の熱中症お日様カードも特殊カード)それを使うことで超変則的なルールを実現しています。
組み合わせによっておかしなことになるルールもありますが、そこはしっかりこの数字との組み合わせの時はこうしろと書かれています。適当に作ったものではないと感じました。
どうにもパーティゲーム感が強いですが、そもそも配り切りではないのでひりつく様な真剣勝負をするタイプのトリテではないと思います。
正直言ってトランプとこれがあれば他のトリテゲームもう要らないんじゃないのと思ったりもしますが、「キャット・イン・ザ・ボックス」のような唯一無二のトリテもありますからもっといろいろ買ってトリテ探求しないといけないのです。365日毎日トリックテイキングじゃ全然トリテが足りないのです。