もくじ
『フォールド・イット』の簡単な説明
こんな感じのゲームです
感想など


『フォールド・イット』の簡単な説明

1~5人用。プレイ時間20分~。この記事を書いている時点のBGGでは3人プレイがベストとなっています。
ルール難易度は簡単。器用さとひらめきで戦うアクションゲームです。

プレイヤーは最高のシェフを決定する戦いに参加するシェフです。最速の手と賢さを併せ持ったシェフだけが勝ち残ることができます。

フォールド・イット
ハンカチのような布一枚がプレイヤーに配られる

素早く手を動かす必要がある物理的な早取り要素があるので2人より3人以上の方が楽しいです。ソリティアパズルとして遊ぶなら1人でも十分遊べます。

ゲーム内に言語依存はありません。海外版でも問題なく遊べますが完全日本語版があります。


こんな感じのゲームです

各プレイヤーは「レシピクロス」というハンカチのような布一枚と星マーカー3個を受け取ります。
全員の手が届く場の中央にフォールド・イットマーカーを人数マイナス1個置きます。
簡単・難しい両方のお題カードを山にして場に置いておきます。

フォールド・イット
スタート時のようす

スタートプレイヤーはお題カードの簡単か難しいどちらか選び、全員に見えるようにカードを1枚表向きにします。

フォールド・イット
難しいお題をめくった

各プレイヤーは、個人のレシピクロスを折り畳むことによってお題カードに描いてある料理だけが見えるようにします。
折り畳むことに成功したプレイヤーは「フォールドイット!」と言いながら場の中央にあるフォールドイットマーカーを素早く取ります。

フォールド・イット
できたらすぐにフォールドイットと叫ぶ

場のフォールドイットマーカーがなくなったら、完成しなかったプレイヤーは自分の星マーカーをひとつゲームから除外します。
次のプレイヤーがまたお題カードを選び、ゲームを続けます。
星マーカーがなくなったプレイヤーはゲームから脱落します。最後まで残っていたプレイヤーの勝利です。


感想など

見た目より難しいです。レシピクロスの絵柄は裏面も活用できるので、頭がこんがらがります。また、レシピクロスの布自体はテラテラした滑りやすい質感なので、しっかり保持していないとするっと折れ目が戻ってしまいます。布の扱いに手こずるので実際に折る前に折った後の事を頭で想像しながら折らないと遅れてしまいます。問題自体はこんなIQ検査ありそうだなと思うようなものです。

フォールド・イット
他のプレイヤーができると超焦る

ゲームとしては単純明快なもので、特別な面白さはルールにはありません。苦手な人はとことん苦手でしょう。プレイしていて感じるのは教育的アクションパズル感です。ひらめきと3次元空間理解の育成にすごく良さそうなのでお子さんと遊ぶのに最適だと思います。
逆に、ひらめきが失われて久しいおじさん3人集まってこれをやり始めると最悪の場合、問題が解けないという事があり得ます。このゲームに答え合わせは無いので、延々と布を折り続けるおじさん集団になってしまいます。この問題エラッタじゃねーのかと毒づいて終わるでしょう。

お題通りにできたときの解放感と言うか達成感は知恵の輪をクリアした時に似ています。最後の折り目を折る前に完成はもうわかっているので、こうして、こうして、これで完成だ!とやりながら横目で他のプレイヤーを見て、同じくらい完成してると慌てて手元が狂い折り目がするっと解けたりするわけです。フォールドイット!