「ストライク」の感想など

びっくりするほど軽いゲームです。1プレイ5分くらいでしょう。

運要素が強いダイスゲームです。ルールの趣はサイコロ賭博です。

ストライク
各プレイヤーがダイスを持っているが、基本的にコンポーネントこれだけ。賽の目ばくちだ

ルールはシンプルです。
このゲームのダイスの1の目はバツ印になっています。
4人プレイの場合は各人それぞれ6個ダイスを受け取ります。

手番になったら手持ちのダイス一個をアリーナ(というかゲームの内箱)に投入します。すでにアリーナにあるダイスにぶつけて出目を変えても構いません。
このときバツ印が出たらそのダイスはゲームから除外されます。アリーナから飛び出したダイスも除外されます。
そのまま手番を終了するか手持ちの次のダイスを投げ入れますが、アリーナ内にゾロ目があったらそれらをすべて取り、強制的に次のプレイヤーの手番になります。
ゾロ目が出るまで何度ダイスを投入しても構いません。手持ちのダイスが無くなったらゲーム脱落です。

アリーナにダイスが無い状態で手番になったプレイヤーは、手持ちのダイスすべてをアリーナに投入しなければいけません。

最後までダイスを持っていたプレイヤーが勝利します。


感想など

このゲーム、皿状のくぼみがある内箱とダイス26個くらいしかコンポーネントがありません。品薄の時に高値で購入するとさすがに嘆きたくなるかもしれません。
そうなんです。これやろうと思えば茶碗と普通のダイスでもできちゃいます。殺伐とした鉄火場の雰囲気が出てそれはそれで良いかもしれない…。

遊んでいて面白いのはアリーナにダイスが無くなった時で、次の手番プレイヤーはどんなに手元にダイスをため込んでいても一気に2個とかになってしまいます。そうなるとトップ目のはずがあれよあれよと手持ちのダイスがゼロになり、負けたプレイヤーの仲間に入ってひたすら下品なヤジを飛ばすことになります。

ぶつけて出目を変えてやろうと狙いすぎるとアリーナから飛び出していきますが、そもそもぶつけてゾロ目が出るかは完全に運なので何というかもう本当に賭博でしかないのです。
好きな人は大好きな感じですね。パーティゲームとしては盛り上がるしすぐ終わるのでアリな方ですが、絶対にお金や何かを賭けてはいけないやつです。
あとパーティゲームとしてはこのポップな見た目が絶対条件です。家にある普通の大小さまざまなダイスかき集めてひび割れたお茶碗とかでやり始めると、パーティどころか一気にアングラ臭漂う賭場になるのでやめたほうがいいでしょう。