トランプのゲーム「オープンフェイス・チャイニーズポーカー・ターボ」の紹介と感想など

この長いタイトルは一体なんでしょうか。今回は1度プレイすると皆がのめり込んでやめられなくなるトランプのゲームを紹介します。

簡単に言うと確変モード継続のあるポーカーです。うっかりすると一晩中遊び続ける危険なゲームで、世界中いろいろなルールで遊ばれています。今回はゲーム会などのちょっとした空き時間に遊べるように僕が調整したルールを紹介します。

4人ルール

ジョーカー抜きのカードを使います。チップなどがあれば100点ぶんずつ配ります。なければ紙などに書いて得点を記録します。
ポーカーの役を知っていることが前提になります。
役の強さは一般的なポーカーと同じです。

強い ロイヤルフラッシュ > ストレートフラッシュ > フォーカード > フルハウス > フラッシュ > ストレート > スリーカード > ツーペア > ワンペア > 役なしハイカード  弱い

まずディーラーは全員に5枚を配ります。全員同時に配られたカードを見て、それを裏向きで自分の前に配置していきます。
全員が配置終わったら同時に表向きにして、ディーラーは全員に4枚を配ります。それも同じように配置して、表にして、最後にまた4枚を配ります。
最終的に全員に3回に分けて13枚が配られることになるわけです。

この配置には決まりがあります。
各プレイヤーは自分の前に3枚、5枚、5枚の3行のカード置き場があると想定してください。
一番上になる3枚のスペースは「フロント」と呼び、中段は「ミドル」、一番下を「バック」と呼びます。
最終的に役の強さが「フロント」よりも「ミドル」が、「ミドル」よりも「バック」が強くなっていなければバースト(失敗)となります。同じ役の場合、使っている数字が大きい方が強い役とします。
※3枚しか置けない「フロント」の最高役はAのスリーカードです。

配られた4~5枚を「フロント」「ミドル」「バック」の3行のうちのどこかに裏向きに配置していきます。
もちろん一度置いたカードは場所の変更などできません。

オープンフェイス・チャイニーズポーカー・ターボ
バーストしてしまった例。ミドルの方がバックより強くなってしまった。

全員が13枚を配置し終わったら得点計算で勝負です。
左隣のプレイヤーにディーラーが移動して次のラウンドになります。
誰かが破産するか、各プレイヤーが2回ずつディーラーを行ったらゲーム終了です。

得点計算

ディーラーから時計回りに、各プレイヤーは全員と得点を競います。
「フロント」「ミドル」「バック」のそれぞれで他の3人と役の強弱を争います。
それぞれの行ごとに役で負けた相手には1点を支払います。同じ役なら数字の大きいカードを使っている方が勝ち。役も数字も同じならドローで点のやり取りはしません。
同じ相手に「フロント」「ミドル」「バック」の全てで負けた場合は倍の6点払いになります。
この時「フロント」<「ミドル」<「バック」の役の強さ順のルールに失敗してバーストしているプレイヤーは全員に6点ずつ払います。

ファンタジーランド

このゲームの肝であるファンタジーランドの説明です。
「フロント」<「ミドル」<「バック」の役の強さ順が成立しており、なおかつ「フロント」の役がQのワンペアかそれ以上の役の場合、そのプレイヤーは次のラウンドから「ファンタジーランド」モードに突入します。
ファンタジーランドにいるプレイヤーには、ディーラーから先に一気に13枚を配られます。他のプレイヤーが5枚・4枚・4枚を順番に受け取って配置に悩む間、その13枚をやりくりして裏向きに配置してください。
他のプレイヤーが13枚配置終わったら同時に表にします。得点は通常通りです。

オープンフェイス・チャイニーズポーカー・ターボ
超うまくいった時の完成形。ファンタジーランドに突入している

ファンタジーランドは継続の可能性があります。
「フロント」スリーカード
「ミドル」フルハウス以上の役
「バック」フォーカード以上の役
上記の条件のいずれかを満たしている場合、次のラウンドもそのプレイヤーはファンタジーランド継続します。

※誰かがファンタジーランドにいる時、ディーラーの移動はありません。

ロイヤリティボーナス

以下の役ができていたら全プレイヤーからご祝儀として得点が貰えます。※バーストしていたら貰えません。

「フロント」ロイヤリティ
6のワンペア 1点、7のワンペア 2点 …以降も同様に増点… Aのワンペア9点
2のスリーカード 10点、3のスリーカード 11点 …以降も同様に増点… Aのスリーカード 22点

「ミドル」ロイヤリティ
スリーカード 2点、ストレート 4点、フラッシュ 8点、フルハウス 12点、フォーカード 20点、ストレートフラッシュ 30点

「バック」ロイヤリティ
ストレート 2点、フラッシュ 4点、フルハウス 6点、フォーカード 10点、ストレートフラッシュ 15点、ロイヤルフラッシュ 25点


3人プレイ「オープンフェイス・チャイニーズポーカー・ターボ・パイナップル」

3人だとさらに長いゲーム名になります。
4人プレイとの違いは以下の通り。

ファンタジーランドに突入したときの「フロント」の役が、Qワンペアなら13枚、Kワンペアなら14枚、Aワンペアなら15枚、スリーカードなら16枚が次のラウンドに配られます。
ファンタジーランド継続のためには「フロント」でスリーカード以上、あるいは「バック」でフォーカード以上の役を作らなければいけません。
継続したプレイヤーには、次ラウンドからは13枚を配ります。


感想など

これはすごく面白いです。確変的なファンタジーランドの存在が他のトランプカードゲームと一線を画しています。
他のプレイヤーとポーカー役で勝負するゲームのように見えます。そして実際そういうルールなのですが、本当に戦っている相手はファンタジーランドに誘ってくる妖精たち(自分の欲望)なのです。どういうことか?
最初に配られる5枚のなかにQやKが1枚でもあれば、それをフロントに置きたくなってしまうのです。心の中で妖精が語りかけます。「あと8枚も配られるんだし、Qのワンペア作って気軽にファンタジーランドにおいでよ」いけません。完全に悪魔のささやきです。
当たり前ですがQ以上のカードでフロントにペアを作ってしまうと、ミドル以下の役作りが非常に難しくなります。結構な確率でバーストするでしょう。
よくある高得点の完成形が、「フロント」役なしハイカード、「ミドル」スリーカードかストレート、「バック」フラッシュの形です。ロイヤリティを入れると25点くらい行ってしまいます。これを普通に毎回狙うのが良いのですが、それでも最初の5枚にKが2枚あったりしたらファンタジーランドに誘われてしまうのです。

ファンタジーランドに自分だけが突入しているときの優越感はたまらないものがあります。13枚見てやりくりするのは少し大変ですが、何が配られるかわからないプレイヤーより有利なのは間違いありません。まずバーストはしませんし、さらに継続出来たら最高です。
そして、1度でもファンタジーランドの味を知ってしまったら、通常ゲームでは満足できなくなります…。ファンタジーランドを追い出された後には、毎回ファンタジーランドの入り口を探し求めて無謀なカード配置をするようになってしまうのです。

3人プレイのパイナップルも含めて、僕の遊んでいるルールはインターネットで探すと見つかるルールとは少し違います。何度も遊んでいるうちに重ゲーと重ゲーの合間にできるような形に調整していきました。インストしやすいように簡略化した部分もあります。ジョーカーを入れると大荒れになるので、激しく長い戦いがしたいときはそういう変則ルールで遊ぶこともあります。公式ルールはありませんので、皆さんも自分たちに合った形のルールで遊んでみてください。
トランプのゲームとしては「バルビュ」に続いて超おすすめのゲームです。