もくじ
『ワードバスケット』の簡単な説明
こんな感じのゲームです
感想など


『ワードバスケット』の簡単な説明

2~8人用。プレイ時間10分~。この記事を書いている時点のBGGでは4~5人プレイがベストとなっています。
ルール難易度は簡単。しりとりをアクション要素ありで遊ぶゲームです。

カードを使ったアクションしりとりです。とても簡単なのですが得意不得意がハッキリ分かれるゲームでもあります。

ワードバスケット
本当にひらがな一文字が書いてあるだけのカードで遊ぶ

しりとり不得意なおじさん2人だとぜんっぜん言葉が出てこないので、バスケットどころか焚き火に薪をくべる程度の速さになります。情けなさのあまり半泣きで遊ぶことになるので人数は多い方が良いと思います。

日本語の言語依存があります。日本語話者でなければ遊ぶのは難しいでしょう。


こんな感じのゲームです

カードには「あ」から「よ」までが各1枚ずつ、「わ」が2枚の45音と、ワイルドカードが各種15枚あります。

まず、各プレイヤーにカードを5枚配ります。
場の中央に空き箱を置き、これをバスケットとします。バスケットの両脇に残ったカードを二つに分けて置いておきます。

誰でもいいのでどちらかの山札から一枚引いて、バスケットに表向きで投入します。
全員同時にしりとりの開始です。手番はありません。

ワードバスケット
早い者勝ちしりとり

・「バスケットの中に入っているカードの1文字から始まり、手札のカードの1文字で終わる3文字以上の普通名詞」を言いながらそのカードを手札からバスケットに投入します。
・ほぼ同時に多数のカードが投入された場合は一番先にバスケットに入った一枚を採用します。
・新しくバスケットに入ったカードで同じことを続けます。
・「リセット」と宣言して手札をすべてバスケットに捨てることができます。その場合、どれを一番上にして捨てても構いません。捨てた枚数プラス1枚を山札から引きます。
・しりとりのルールに沿っていないような場合はペナルティで山札から一枚取ります。
・最後の一枚になったら「リーチ」と言わなければいけません。言わなかったことを指摘された場合はペナルティとして山札から一枚取ります。最後の一枚は文字数4文字以上でなければいけません。

以上を休むことなく続けていき、先に手札がなくなったプレイヤーの勝利です。


ワイルドカードや特殊な語尾について

「5」「6」「7」と書いてあるワイルドカードは、文字数が5文字、6文字、7文字の単語の最後の文字として自由に使うことができます。
「あ行」が書いてあるようなワイルドカードは、その行の「あ」「い」「う」「え」「お」のいずれかの文字として自由に使うことができます。

ワードバスケット
ワイルドカードは大きくわけて2種類ある

「スキー」のような長音は伸ばした時につながる母音になります。「スキー」なら「い」です。
小さい「ゅ」などは大きい「ゆ」として使います。
「ば」「ぱ」などの濁音・半濁音は「は」として使います。
固有名詞であってもあまりに一般的なものは使用可とします。「アメリカ」など。


感想など

静まり返る部屋、3分以上言葉も動きもないおじさん2人、「下ネタは無しですよね」、「いやもう良いんじゃないですかね、進まないし…」、「じゃあ、『うんち』で」、「『ち』ですか、もう下ネタありですよね?」などという流れになってしまいました。
最悪です。

ワードバスケット
よーしあっという間に終わらせるぞ、などと言っていたゲームスタート時

とにかくしりとり不得意なおじさん2人でやってはいけません。悲壮感たっぷりの終わらないゲームが始まってしまいます。バスケットと言うくらいなのです。アクション性があるはずなのです、バババババーッと次々に投入されるカード、口々に叫ばれるワード、そういうものを想像していました。ぜったい5人以上で、若い人を入れてやるべきです。おじさん2人では認知症の検査を受けている気分になってしまいました。2人では慌てて投入してバスケットからカードがはみ出る心配など皆無です。静かにそっと置いたって誰の邪魔も入りません。絶対に多人数でやるべきです。

一般名詞縛りは絶対に守るべきで、動詞や形容詞を認めたら最後、語尾を選択するルールなので活用形まで使い放題になってしまいます。ルールは意外としっかり作られている感じなので守りましょう。たぶんこのルールで遊ぶのが一番面白いはずです。

6人くらいで遊ぶ機会があったらまた追記するかもしれません。いまのところ「毎日ちょっとずつやろうか、脳のトレーニングになりそうだし」などと言っている状態です。言葉遊びとして面白いことは間違いないので、語彙力に自信のある方はどうぞ。