「横濱紳商伝」の感想など

文明開化の明治時代の横浜がテーマです。商人となって名声を得ましょう。

港や茶畑などのアクションタイル上を、部下と社長ワーカー駒を使ってすごろく的にワカプレをします。

横濱紳商伝
大量にタイルがあるので広い場所が必要

部下コマを置いた場所にしか社長は移動できないので、うまく一筆書きのように先の行動を考えておく必要があります。他人がいるアクションタイルに行くとコストがかかります。
受注カードを受け取り、海外の顧客が望んでいる商品を集めましょう。

横濱紳商伝
自社倉庫にある予備の部下や店舗を開放してワーカーを増やす

部下を増やしたり、店舗数を増やしたりして商売を拡張していきます。海外との取引に応じて勝利点が増加したり、教会への寄進で勝利点を得ることもできます。

注文書カードがなくなったり規定数以上の店舗を建てたらゲーム終了です。


感想など

日本発の国際的に評価されているボードゲームと言われることが多いゲームです。プレイ感としては「イスタンブール」に近いものを感じました。ただ、イスタンブールよりも難しかったです。

横濱紳商伝
注文書の難易度によって報酬も勝利点も異なる

とにかく部下コマを先に置くのがミソで、社長が次にどこへ行くのか他プレイヤーにもある程度バレてしまうのがゲーム性を高めているように思います。しかし難しい。
効率よい動きだけを目指していると得点が伸びません。どういう風にプレイするのがいいのか全然わからないまま初回プレイは終わりました。

プレイ開始直後のルート構築計画がとても楽しいです。他のプレイヤーとバッティングしないように効率よく、かつ奇想天外でもあるような手をやりたくなります。堅実にやるのが強いわけでもなさそうに思えました。長くなったゲームの後半はかなり疲れてしまい、効率よく回る事しか考えられなくなりました。

序盤の楽しさはかなりのものですが、同じことの繰り返しになってしまうとダレてくるかもしれません。考えることがかなりある重ゲーで、プレイヤーを選ぶとは思いますが重ゲーが好きなら一度遊んでみて損はないと思います。海外で評価が高いのがわかるゲームでした。