「デューン:インぺリウム」の感想など

BGGランキング10位内の傑作ゲームです。2回遊んでみたら超お気に入りになりました。

SF小説「DUNE 砂の惑星」の映画版をアートワークに採用したゲームです。
ワーカープレイスメントとデッキ構築が融合したシステムで、版権ものゲームと侮ってはいけない傑作です。

ワカプレですが、手札のカードにアイコンがある場所にしかワーカーを配置できません。
自分のカードデッキから5枚ドローした手札から毎手番1枚をプレイし、ワーカーを置いたマスのアクションを行います。

デューン:インぺリウム
メインボードは最近のワカプレにしては簡素と言えるもの

ワーカーは最初は2体しかいないので、2手番終わるとワーカーがなくなってしまいます。それでも手札が何枚か残っているので、それを公開してカード下部の数値で場に公開されているカードを購入し、自分のデッキに追加します。こうしてデッキを構築していきます。
ボードの右下には戦場があり、そこに自分の兵力を派兵して毎ラウンドマジョリティ争いをします。1位から3位までに賞品が出ます。

デューン:インぺリウム
プレイヤーキャラには固有能力がある

10ラウンド終了したら、あるいは誰かが10勝利点に到達したらゲーム終了です。


感想など

このゲームはとても良いです。ここ1年での中量重量級ゲームでは最も気に入ったかもしれません。早くも今年のベストゲームの予感がします。
DUNEは映画を観ていて知っているのですが、別に知らないボドゲ仲間も楽しく遊んでいるので世界観を知っていても知らなくてもあまり楽しさに関係はありません。知っていると派閥の関係性とかがわかるので、ゲームが気に入ったら映画を観る程度でいいと思います。ボドゲ仲間も初プレイ後に映画を観ていました。

デューン:インぺリウム
固有名のカードは原作を知っているとちょっと嬉しい

原作を知っているからひいき目に見ちゃうとか、そういうお世辞抜きですごく良くできているゲームです。久々に何度も同じゲームをプレイしました。
ワカプレは手番順でどうしても有利不利が出るのですが、このゲームは毎ラウンド終了時に戦場での競りがあるので、戦場にどれだけの兵力を展開するかの判断は手番が遅いほうが有利になっています。そして勝利点の最後の数点は戦場で取る事が多いので、ワカプレでどうやって兵力を捻出するか悩ましいです。
とにかく資源がすべて貴重ですが、序盤はお金、中盤以降は常に水が欲しい水が欲しいと唸っているはずです。逆に言うと水がタプタプ豊富に備蓄できているプレイヤーは超有利なので、なんとかして水を切らさないとたぶん負けます。

策謀カードがメチャクチャ強いものも多数あるので、策謀カード集めていると一発逆転がありえます。外れもあるので運ですが1枚でも保持しているとブラフになるので持っていたいですね。
デッキビルドの要素はそんなに濃くないですが、ワカプレと戦場マジョリティ争いの要素で勝つためにはデッキビルドが必須となっています。

メチャクチャ気に入っています。拡張も手に入れたいのですが、中古市場でも全然みつかりませんね。再販を待ちます。


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