「ティーフェンタールの酒場」の感想など

ティーフェンタール村の酒場のオーナーとなって大繁盛させるのが目的のゲームです。

・各プレイヤーは自分の顧客などのカードデッキを持ちます。ラウンド開始時にそのデッキのカードをプレイすることによって酒場のスタッフを増やしたり、収益率の悪い客を出禁にして圧縮したりします。酒場のテーブルすべてに客が座るとそれ以上カードをプレイすることができなくなります。

・その後、ダイスを全員で振って、それを皿に載せてプレイヤー間をぐるぐる回しながらダイスドラフトします。ダイスの出目で使えるアクションが酒場の各施設と客に割り振られています。金やビールなどの資源を得て、酒場を拡張したりカードを増やしたりします。

ティーフェンタールの酒場
デッキビルドとダイスドラフトが上手く使いこなせれば大儲け

・8ラウンドでゲーム終了。勝利点が最も多いプレイ屋の勝利です。


感想など

プレイ時、これ良いゲームですねとプレイヤー皆で言い合っていました。良いゲームですねこれ。
世界観もいいですし、そこまで長時間ゲームでないのも気持ちよくプレイできて好印象でした。自分の酒場を切り盛りするテーマなのが僕の好みでよかったです。

ティーフェンタールの酒場
個人ボードが自分の店で、拡張性があるのが良い

自分の店の個人ボードに工夫が色々あって、設備を改良したらクルッとタイルを裏返します。するとそこに新しいアクションスペースが登場したりするの、なんだかすごく楽しいです。こういう仕掛けのある絵本とかを思い出します。
ラウンドが進むと客層が明らかに良くなっていくのもいいですね。貴族様の御用達になるわけですが、その頃になっても昔なじみのパンしか食わない男がいたりして。出禁にしたくて仕方がないです。カウンターにいつも座ってる陰気な男も早く偉くなれ。

ティーフェンタールの酒場
最初は寂しいお店

ゲームとしてもダイスドラフトとデッキ構築が良バランスで良かったです。カードの引きによってはラウンドがかなりシビアなことになるので、使い道のないダイスが出たりしないようにうまくコントロールする必要があります。やろうと思えばダイスドラフトで他プレイヤーの邪魔も簡単にできます。いつも邪魔する余裕があるとは言えないのが上手くできているところですね。

全体的にとても好きなゲームです。超名作だから絶対プレイとまでは言いませんが、中量級の名作と言ってよさそうな気がします。おすすめのゲームのひとつです。