「スピリット・アイランド」の感想など

非常に評価の高い協力プレイゲームです。難易度もかなりのもの。

タワーディフェンスを協力してやるゲームと言うのが一番簡単な説明だと思います。ルールは、というかルールブックがかなり複雑な感じでとっつきにくかったです。

スピリット・アイランド
マップはプレイ人数によって可変のタイル式

プレイヤーは島を守る精霊となります。毎ラウンド人間たちが侵略してくるので、恐怖を与えて追い出しましょう。

・プレイヤーは固有能力を持っています。自分が担当する地形や特別なアクションがあります。
・毎ラウンド人間が増えるので、追い出したり倒したり、原住民を操ったりして島を守りましょう。
・人間がいつくとその土地は荒廃していきます。荒廃すると精霊のパワーが得られなくなっていきます。

ゲーム終了条件はいろいろあります。基本的に人間を完全に追い出すなどで勝利、島が完全に荒廃したら敗北です。


感想など

超難しかったです。かなり長時間にわたってプレイしましたがプレイヤーの負け。
人間が増えるのが早くて勢い付いたらもう止められません。プレイしていれば自然と「人間はウイルスだ」とか口にしてしまっているでしょう。それくらい増殖していきます。そして島がどんどん荒廃していく。

スピリット・アイランド
不安とか恐怖だけで戦えってんだもの

人間どもに精霊パワーで不安を与えてくれるわと力んでみても、そんなの迷信だ都市伝説だとばかりに人間たちがガンガン町をぶっ建てていきます。超常現象で自然を殺さないでーッ!と叫んで数人ビビらせてもヒューマンの経済活動が止まるわけもなく。
ときおり実力行使とばかりに精霊パワーで海に流したり燃やしたりもできるのですが、そんなに頼れる感じでもありません。精霊パワーは自然が豊かじゃないと溜まらないので、荒廃が進むとどんどん不利になります。次ラウンドに人間がどう増えるかもある程度読めるのですが、とても対応するのが難しかったです。

そもそも個々のプレイヤー能力がまったく違うので、他プレイヤーの特性を理解しないと本当の意味では面白く遊べないでしょう。協力したくても自分の能力しかわかっていないと各個撃破するだけになってしまいます。

スピリット・アイランド
個人ボード。洪水系の力がある精霊だった

たぶんなのですが、4人プレイが一番難しいように思います。ぜんぜん計画なんて立てられないから。おそらくソロが一番簡単でしょう。
途中何度もルール間違えてないか不安になるくらい人間が湧きまくるので、本当にタワーディフェンスの高難易度面をプレイしてるような気分になってきます。

4人でプレイしてぼろ負けし、僕のゲーム仲間は人間様には勝てねえと言って再戦をあきらめてしまいました。長時間ゲームでもあるのでかなりリプレイの敷居は高いです。2人くらいで最適解を探し求めつつ遊ぶのが良いかもしれません。