「テン」の感想など
お手軽カードゲームです。短時間にシンプルな競りとバーストのシステムが満喫できます。
「テン」は特にテーマがなさそうと言う意味でアブストラクトです。数字カードと白黒の石しか使いません。シンプル。スタイリッシュとも言えるかもしれません。
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基本的にはセットコレクションの役を集めるゲームです。
役と言っても1つだけで、同色カードの連番数がそのまま得点になります。青のカードの1.2.3.4.5.8.9と持っていたら最も連続している1~5だけをカウントして5点です。
ゲーム終了時に4色の得点を合計して勝者を決めます。
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手番にできることは、山札を好きな枚数引いて場に並べることだけです。
このとき数字カードの数は加算、碁石(本当はコインと呼称するかも)カードの数は減算して、場に出ている数字の合計が11以上になったらバーストです。場に出ている碁石の合計が11以上になってもバーストします。
バーストする前にストップした場合、場のカード全て入手して碁石カードにある数の石を他プレイヤー全員が獲得します。または、碁石を入手して数字カードをすべてマーケットに移動します。その後続けてマーケットのカードを手持ちの碁石と手持ちカードで買うことができます。
バーストしたら、数字カードはすべてマーケットに移り、黒い碁石3個分の価値のある白石を入手します。
もし山札からワイルドカードを引いたら即座に競りが始まります。手番順に手持ちのコインで入札をして落札者がワイルドカードを入手します。
山札がなくなったらゲーム終了です。
感想など
度胸試しの要素と競りがバランスよく作られている良いゲームだと思います。良いゲームと言いながらテンションが低めなのは、競りが苦手だからですね。
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競売にかけられたワイルドを競り落とすためにどこまで頑張るべきか全然わからず、他の人が欲しそうなら少し頑張って入札するくらいしか判断できません。競りが上手い人はどこまで考えるんでしょうか。全体の状況を見て、今競り落とすべきか次の競りに期待するべきかなんて考えだしたら頭おかしくなりそうです。
競り以外の部分は度胸試し坊主めくりでセットコレクション作りなので、こちらは単純に盛り上がりますしバーストしても得るものはあるので楽しいです。同じ色の同じ数字は複数枚あるので、これもまた場を見てまだ連番が作れそうかどうか考えなきゃいけません。とは言えそれは引けるかどうかの運でもあるので競りに比べれば気楽なものです。
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碁石がとても重要で、他の人と同じくらいは持っていないと競りで重要なワイルドを逃してしまいます。が、石ばかり取っていると肝心の数字カードが集まらないのでそこも悩みどころです。
チキンレースと競りはシステム的にワイワイ遊ぶことが多いと思います。そういう意味でパーティゲーム感が少しだけあり、他人の手番中も「もう一枚引け!」とか「石をくれ!」とか言いながら見てるのでダウンタイムは実質的にないようなものです。そして唐突に始まる競り。盛り上がらないわけがないですね。
画像の見た目から受ける印象ほど難しい数字ゲームではありません。シンプルで誰でもすぐワイワイ遊べそうな良作だと思います。