「アベ・カエサル」の感想など

30年くらい前に登場した、いにしえのレースゲームです。日本語リメイク版の感想になります。

手札のカードで何マス進むかを決めるすごろく的なレースゲームです。

アべ・カエサル
コースの幅がプレイヤー数に比して狭いうえに追い抜きができない

前に他のコマがいると追い抜きができません。渋滞しているときに大きな数字のカードを出すと損になります。
重要なルールとして、3周するまでに皇帝の前のコースに入らないとリタイアになります。皇帝に挨拶しなければ不敬罪になるわけです。

アべ・カエサル
カードはシンプル

6進めるカードだけいくつか制限があり、トップタイの時には使う事ができません。
3周して勝者を決めます。


感想など

古典的名作として有名なレースゲームです。SF風リメイクされていますが僕は世界観はこちらの方が好みです。
遊んでみると今遊んでも楽しいですし、プレイヤー数が多ければ多いほどヤジが飛び交う盛り上がりゲームになります。

アべ・カエサル
5人で遊ぶとかなり盛り上がる

コース上にある幅1マスしかない部分がポイントで、画像の水場があるところがそれにあたりますが、ここで止まられると後続のプレイヤーはどうやっても追い越せません。もちろん邪魔するのに最高の場所なので止まれるなら止まりますが、「レース中に水飲んでんじゃねえ」「後ろがつかえてんだよ!」など罵声が飛んでくるでしょう。
それからもちろん皇帝への挨拶です。3周のうちに1回は通らなければいけない皇帝敬礼コースで小さい数字カードを連発されるとここでも渋滞が起こります。このコースと小さい数字カードを上手く処理した人が有利になります。

このゲームの登場を境に単なる運ゲーすごろくレースから、もう少しボードゲームとして考えたりする要素がでてきたらしい記念碑的作品という事で、一度遊んでみるのもいいのではないでしょうか。今も色あせていない古典的名作です。