『エヴォリューション』の感想など

生物の進化がテーマのカードゲームです。とてもよくテーマと合致しているルールが素晴らしいです。

プレイヤーは進化させる生物の種ボードを持ち、それに3枚まで能力のカードをつけることができます。
種には個体数とサイズの数値があり、個体数が多ければ多くの餌が必要になり、サイズが小さければ肉食動物に捕食される危険があります。
飢餓や捕食で個体数がゼロになってしまうとその種は絶滅してしまいます。

エヴォリューション
個人ボードにあたる種ボード。今は2つの種を育てている

甲羅やトゲなどで防御に特化した種にするのか、餌を集めるのに特化して個体数を増やすのか、捕食動物となって他の種を食うのか、色々育て方があります。
最終的にゲーム終了までに食べた餌の数と個体数が勝利点になります。


感想など

これ凄く面白いです。中央に植物性の餌が集まる池があって、手番順にそれを取っていきます。餌が個体数に足りないと個体数が減るだけですが、そもそもその種に一つも餌が用意できないといきなり絶滅してしまうルールなのが恐ろしいです。自分の番が来るまで餌が残っているかすごく不安になります。

エヴォリューション
餌場。全員が毎ラウンドカード1枚捨て、そこに書いてある餌の分が補充される。

社会性とか持っている草食動物はガンガン餌を持って行ってしまうので恐ろしい。早めに肉食動物で数を減らしてやらないとどんどん餌を持って行ってしまいます。肉食動物は餌場は関係ないのですが、防御能力がない種を見つけるのが大変です。

捕食というプレイヤー間で直接攻撃があるゲームなので、苦手な人もいると思いますが、実際プレイしているとそこまで感じません。そもそもどの種に食らいつくか選べることはまれで、だいたい食われないように進化しているからです。唯一食えるのは自分の草食種だったりして、肉食プレイは難しかったです。

社会性と知恵の能力がすごく強いような気がしました。とはいえどんな能力も場の様子を見て判断しなければうまくいきません。ゲームをやる度に違う環境に適応しないと生き残れないようになっています。このシステム、テーマと合致していてすごいですね。

テーマもシステムも素晴らしいので僕はすごく気に入りました。もう教育的ですらあると言いたくなるような感じでした。ゲーム中に明らかに負けが確定するような事態も発生しますが、1ゲームが短めなので許容範囲だと思います。負けても悔しくてもう一戦と言いたくなる良いゲームです。