「チャーターストーン」の全クリア後の感想など

チャーターストーンはワーカプレイスメントで、一回きりしか遊べないレガシーゲームです。ネタバレがあるので画像はぼかしてあります。
内容についても詳細は語れませんが、全12回をクリアしての感想をネタバレしない程度にお話しします。

10か月ほどかけて全12回のゲームを同一4名のメンバーとプレイしました。村の中にそれぞれの小さな領地を持ち、そこにお店などを建てて発展させていくワカプレです。
最初の4回目くらいまでが非常に単調で、これが続くの?とみんな文句言っていましたが、回を増すごとに目に見えてルールとアクションマスが増えていくので後半になるほど楽しくなっていきました。

チャーターストーン
コンポーネントが増えていく

とはいえワカプレとして超面白いかというと微妙で、正直言うと個人的には4人集まって2~3時間使ってこれ遊ぶなら違うゲームがやりたいなと思う日もかなりありました。
アクションマス早取りではなかったり、他人の領地も基本的には無料で使えるのでヌルいと言うプレイヤーも多かったです。
レガシー部分についてはシールを貼りまくるだけなので、後戻り絶対にできないかというとそうでもないです。ただシールの量が半端ではない、かつシールはがした後の紙の部分にも意味があったりするのでやはりプレイは一回きりになると思います。
いちおう公式的にはレガシープレイ完了後にも通常プレイできると言ってはいるのですが、これはやらないかなというのが正直な感想です。

4人だったので残る2か所の領地はNPCというか、自動的に発展していきました。人数は4人でも何の問題もなかったと思います。定期的に5~6人集まるなら最高でしょう。2人や3人だとプレイ自体がキツイかな。
ストーリーの分岐の条件に気が付かないまま、いつの間にか村の命運を左右するような選択をしていることがよくありました。そういうのは二回目プレイがあるならしっかりプレイできるのにと少し残念に思いました。
手番にできることが多く、いつも終了があっという間に来るプレイ感覚なので一回のゲームを長く感じることはありませんでした。そのおかげで4人揃って全クリアまで続けられた感じです。

チャーターストーン
あまり凝視するとネタバレになりかねないので…

最終的に僕が優勝しました。1回1回のゲームで勝つ事も重要でしたが、キャンペーンの途中で急に選択肢を選べと言われる物の勝利点なども強烈です。
物語的にはたぶんバッドエンドでした。途中の選択が良くなかったですね。他のプレイヤーの皆さんは10か月辛抱強く遊び続けて、優勝できずあげくストーリーはバッドエンドという散々な結末になりました。今回の経験でレガシーゲームはしばらくやりたくないというのが4人の共通認識になってしまいました。

コンポーネントの問題点がひとつありました。コインでスクラッチするカードを毎回削る必要があるのですが、このシルバーの削り面が異常に削れなくて普通に爪やコインなどでこすってもまったく削れません。我々はカッターナイフの刃を寝かせて慎重にこそぎ落としていましたが、毎ゲーム終わりにこれをやるのも苦痛でした。削りに失敗すれば物語の次が分からなくなるので、これは改善した方がいいと思います。

途中で一回「おお!」と思うギミックがありました。アナログゲームでなければありえないギミックで、そのアイディア一発で割とぜんぶ許せてしまうかもなと思っています。
固定メンバーで頻繁に遊べるならプレイしてみても良いかもしれません。基本的に優しい世界なのでお子さんと遊ぶにも良いと思います。