「世界の七不思議 デュエル」の感想など

まだ記事を書いていない多人数戦カードドラフトの名作「世界の七不思議」を2人専用のゲームとして再構築したものです。こちらも名作と言っていいと思います。
こちらはドラフトはせず、場に出ているカードを交互に拾っていくようなシステムになっています。

世界の七不思議デュエル
上にカードが載っていないカードを選んで拾っていく

カードを拾うためにはコストを払う必要があります。
手番ではカードを選んで取るか、選んだカードを捨てて所持金プラスにするかのどちらかです。取得したカードは自分の前に並べて、それで得点やコスト代わりになる資源として使います。
七不思議を建造することで大ボーナスや能力が使えたり、集めたカードの科学力で強烈な能力を得たりします。

世界の七不思議デュエル
産出する資源や勝利点、戦闘力などがカードには書かれている

1世代ごとにカードを場に並べ、3世代が終了したらゲーム終了です。終了前に攻め滅ぼすか、科学力で勝ち抜けることもありますが、ゲーム終了まで到達したら得点が高いほうが勝ちです。

感想など

これは2人用ゲームの名作だと思います。正直なところ多人数用のオリジナル「世界の七不思議」は「イッツアワンダフルワールド」が登場して以来、ほとんど遊ばなくなってしまったのですが、こちらは今でもたまに遊びます。2人用になったことで面白さが増していると思います。

ルールは「世界の七不思議」を知っていれば即わかる程度で、知らなくても数回遊べばすんなり理解できるくらいの難易度です。途中でも急に終わってしまうゲーム終了トリガーが科学と戦争の二種類あり、これらで勝つには全体的に偏った国造りをする必要がありますがハマると強力です。ところが決着がつくほど戦力や科学が伸びなかった場合、バランスよくプレイしていた相手にゲーム終了時の勝利点ではまず負けるようにできているのが上手いことろです。

世界の七不思議デュエル
上部の戦力トラックが端まで行くとゲームは即終了する

いちおう中量級くらいにしてますが慣れてくるとサクサク進めてあっという間に終わるかもしれません。いつも3ゲームくらい遊んでいます。戦争でスパッと勝つのが気持ちよくて好きですね。

そのうち「おすすめの2人用ゲーム」を特集記事にしようと考えていますが、間違いなくこれも入れると思います。個人的にとても評価の高い2人用ゲームです。