「モノポリー」の感想など

ボードゲームをあまり知らない人でも「モノポリー」は知っていたりします。1935年発売の超有名ゲームですが、さすがに古いので今遊んでも面白いのか試してみました。
僕がモノポリーをプレイするのは10年~20年ぶりくらいです。

ルールを簡単に言うと、ゲーム終了までぐるぐる回り続けるすごろくで、自分が購入したマスに他のプレイヤーが止まったらお金を奪えます。マスは色で地域が分けられていて、各色の地域をすべて買って独占(=モノポリー)すると家やホテルを建てて莫大な収益を得ることができるようになります。他の全プレイヤーを破産させたら勝利です。
一番重要なルールとして交渉があります。このゲームは自由に交渉が可能で、どんな交換や売買でもできます。

モノポリーの感想

日とメンバーを変えて2回遊びました。ルールはルールブックそのままの公式ルールです。
まずプレイヤーが全員経験者の4人プレイしたときの感想ですが、皆でなかなか面白いねと中盤まで大盛り上がりしました。ですが後半はダレるし長いしでとても最後までプレイするモチベーションがなくなり、全員納得のうえで協議終了しました。途中ですがだいたい3時間くらいかかりました。

モノポリー
何かの記念盤で、ホテルや駒が豪華なやつだった

問題点はいくつもありますが、一番の問題はやはり負け抜けで最後の一人になるのを競うので、途中で破産したプレイヤーは隣で違うゲームでもやるしかなくなることです。最後までプレイできないのはこれが大きいです。2人抜けたら隣で最近のゲームを遊び始めるわけで、残った2人もそちらを4人でやりたくなるのです。それくらい後半の消化試合感はすごいです。
それからダイスのゾロ目が1ターン追加という超強力な効果なので、序盤にゾロ目を出せたプレイヤーがそのまま後半までリードしっぱなしでした。これも長時間ゲームとしてはよくないと強く感じました。
全員経験者なので交渉はまぁまぁ納得のいくもので、盤面がおおよそ決まるまではすごく熱中できました。ただし色地域の重要性を把握しているプレイヤーと把握してないプレイヤーではっきり勝敗が分かれました。何色が重要かを知らないと勝てないのです。

経験者4人のそれぞれに聞いた感想は
「思ってたより面白かった、でも最後までプレイする気にはならない」
「長い」
「3位で抜けるのが最高だと思う。モノポリーで一番面白い中盤まで遊んだら、先に破産して暇そうなやつと違うゲームで楽しめるから」
「コンポーネントがおしゃれ。でもたぶんもうプレイしない」
でした。

負け抜けサバイバル戦がよくないのかと思い、誰か1人が破産したらゲーム終了、その時点でのトップが勝者というルールでもやってみましたが、あまりに早く終わるのでこれはモノポリーらしい醍醐味が薄くてつまらなかったです。

モノポリー
見た目は抜群に良い

別の日、今度は未経験者1人を入れた4人戦でやってみました。
やはり交渉で差が開きすぎ、未経験者を交渉でうまく騙して序盤に独占地域を完成させたプレイヤーが独走状態に。あまりのつまらなさに協議終了しました。2時間くらい。

自由交渉ありのモノポリーはプレイヤー全員が同じ程度のレベルじゃないとゲームにならないのです。

4人の感想は
「交渉する土地の価値基準がよくわからない」
「初心者を騙した奴が勝つクソゲー」
「交渉で独占を勝ち取ったら怒られた」
「交渉に制限やレートがないのがおかしい」
でした。

救いとしては初心者プレイヤーが思いのほか楽しかったようで、今度未経験者だけで遊んでみたい、きっと面白いと言っていました。たしかに全員未経験者の初回プレイはすごく面白いかもしれません。

いろいろな問題点を調整した現代版ルールもあるようですが、新ルール導入してまで人数集めてモノポリーは僕はやらないと思います。
やりこみまくった熟練プレイヤーだけで遊んだら絶対面白いのでしょう。ただ、2020年代の今からこれをやりこむプレイヤーが身近に何人もできるかとなると正直無理そうです。

モノポリーを遊んだ後は、現代のゲームが最終得点計算方式にして最後まで誰が勝者かわかりにくくしてあったり、競りや交渉に制限をかけている理由がよくわかります。ゲームの進化の過程を体感するという意味でプレイしてみるのも一興かもですね。

今は映画やアニメとのコラボや、各種限定盤などが容易に手に入ります。海外の限定版などは見た目がものすごく良いので、コレクションやインテリアとしては大有りだと思います。