もくじ
・『クアルト』の簡単な説明
・こんな感じのゲームです
・感想など
『クアルト』の簡単な説明
2人用。プレイ時間20分~。この記事を書いている時点のBGGでは当然ですが2人プレイがベストとなっています。
ルール難易度は簡単。短時間で遊べる2人用アブストラクトゲームの傑作です。
4種の特徴があるコマで4目並べをするだけなのですが、置くコマを対戦相手が選ぶ点が少し変わっています。
見た目がすごくおしゃれなのです。書斎の飾りにしたくなるような感じです。大きさが違う「クアルト」と「クアルト・ミニ」があり、僕が所有しているのはミニの方です。大きい「クアルト」のほうは立派なチェス盤くらいの迫力があり、コマを置くときの音も良いです。
ゲームに言語依存はありません。日本語説明も含まれている多言語版が容易に入手できます。
こんな感じのゲームです
コマは4種の特徴のいずれかを持っています。
白か黒かの「色」、長いか短いかの「長さ」、円柱か四角かの「形」、穴があいているかいないかの「穴」の4種です。
4種の特徴がすべて同じコマはありません。
スタートプレイヤーが置くためのコマを対戦相手が選んで渡します。コマを置いたら次の対戦相手が置くためのコマを選んで渡します。これを交互に繰り返します。
同じ特徴のコマが4つ、縦横斜めいずれかに並んだら「クアルト」と宣言します。宣言したプレイヤーの勝利です。
並びの完成を見落とすなどして宣言を言い忘れてしまった場合、次のプレイヤーが「クアルト」と宣言して勝利します。
慣れてきたら、縦横斜め以外にも4つの正方形に並んだらクアルト完成という上級バリアントルールもあります。
感想など
僕これ不得意です。運要素無しのアブストラクトだから不得意というのもありますが、そういうお話以前にクアルトを見落としちゃうのです。「これ完成してるじゃない」と対戦相手に言われる始末です。
そんな感じなので、毎手番に慎重に真剣に盤面を眺めなきゃいけません。もしかしたら次に相手に渡すコマで勝利確定するかもしれないのです。そしてこのゲームは短時間で終わるので、4手番くらいになるともうダブルリーチ一歩手前みたいな状態になることがあります。そんなとき相手に何を渡せばいいのか一回ミスると致命的です。何を渡しても相手がクアルトになるような状態がよくあるのです。
盤面も大事ですが残っているコマの種類にも目を光らせる必要があります。白コマが残りひとつという事は盤面は白でクアルトが近いのか、穴あきはあと何個あるのか。
ちなみに慣れてくると引き分けが多くなります。そうなると上級バリアントルールの登場です。上級ルールの場合、上の画像だと4つの四角形で「四角」のクアルトが完成しています。上級ルールは見落とし地獄です。直列じゃないと本当に気が付かないんです。
僕は苦手ですが、面白いですしゲームとしてすごく良くできていると思います。チェスほど時間も取らないアブストラクトで遊びたいならおすすめです。コンポーネントの質が良いので、見た目も想像以上に良いはずです。