もくじ
『アズール』の簡単な説明
こんな感じのゲームです
感想など


『アズール』の簡単な説明

2~4人用。プレイ時間30分~60分。この記事を書いている時点のBGGでは2人プレイがベストとなっています。
ルール難易度は簡単。2017年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞している傑作ゲームです。

「アズール」でプレイヤーは宮殿の装飾タイル職人になります。最も美しく装飾を仕上げる職人となることを目指してタイルを設置していきましょう。

アズール

5色のタイルを使って飾り付ける

2人プレイが一番楽しくて、そして頭を酷使します。3人以上になると先の展開を読み切るのが難しくなるので、全員がガチガチの先読みゲーマーでない限り、2人プレイよりお気楽になるはずです。

ゲームに言語依存はありません。ルールさえ把握していれば海外版でも問題なくプレイできます。


こんな感じのゲームです

各プレイヤーに個人ボードを配ります。

アズール

個人ボード。裏は選択ルール用になっている

人数によって規定数のタイル皿をセットします。今回は2人プレイで5皿として進めます。
一枚だけ入っている白タイルを中央に置きます。

アズール

お皿を中央に並べて、白タイルを真ん中に置く

適当な方法でスタートプレイヤーを決めてください。

アズール

別売りの2人対戦用マット。滑りが良くてプレイしやすくなるので愛用してます

スタートプレイヤーはタイルの入った袋からランダムにタイルを取り出してお皿に置いていきます。
1つのお皿にはタイルを4つ置きます。

アズール

お皿ひとつにタイルは4つ

スタートプレイヤーから順にひとつのお皿を選び、そこに乗っている4つのタイルのうち1色を選んで自分のボード左側へ持ってきます。
このとき、同じ色のタイルは全て引き取らなければいけません。
選ばなかった色のタイルはお皿から出して中央に置きます。

アズール

お皿から一色選んですべて取る。選ばなかった色タイルは中央へ置く

個人ボードにタイルを置くとき、左側の四角マス横列に合わせて置きます。
上の画像の例では赤タイルを2個、四角マス2個の列に置きました。もし持ってきた赤タイルが3個なら列からあふれてしまうので、個人ボード下部のマイナス点エリアへ送ります。タイルを落として割れてしまったという設定らしいです。

アズール

個人ボード下部のマイナス点エリア

タイルを個人ボードへ移したら手番終了です。次のプレイヤーに手番が移ります。

次のプレイヤー手番からは、お皿から一色選んでタイルを取る代わりに、中央エリアにあるタイルから一色選んでタイルを取ることも選択できます。
このラウンドはじめて中央エリアからタイルを取るプレイヤーは、白い1と書いてあるタイルも一緒に取ってきます。
これは「次ラウンドに先手番を取れる」タイルです。ただしこれは必ず個人ボードのマイナス点エリアに置かなければいけません。

アズール

先手番が欲しかったらマイナス点も取らなければいけない

お皿からも中央からも全てのタイルが各プレイヤーに引き取られたら、ラウンドが終了します。
各プレイヤーは個人ボード左側のタイルを(可能なら)右側に移動させます。
左側の四角マス横列がすべて同色タイルで埋まっていたら、そのうち1つを右側の同じ色のタイルの背景マスに置きます。余ったタイルはゲームから除外します。
四角マス横列が埋まっていない場合、ラウンド持越しでそのままタイルは置いたままになります。

アズール

列が揃ったら右へ。まだなら残す

そして個人ボード右側で点数計算をします。縦列と横列で点を出して合計します。
タテヨコに隣接するタイルがなければ1点。タテヨコで隣接していたらつながっているタイルの数の点になります。
つまりL字型や箱型に隣接しているとタテヨコで点が累積するので高得点になります。

アズール

誰かが横一列完成するとゲーム終了

誰かが横一列完成させるとゲーム終了です。最終得点計算をして勝者を決めてください。
横一列や縦一列を完成させるとボーナス点が入ります。どれか一色をすべて置ききってもボーナスです。


感想など

熟考するゲームです。2人だと特に長考しがちなので、チェスタイマーを導入しようと思ったほどです。アズールは運要素が薄い情報共有タイプのアブストラクトゲームなのです。お皿に乗るタイルの種類がランダムなのでそこだけが運要素で、それ以外は先読みしまくる必要があります。

タイルが綺麗で楽しげなライトゲームに見えますが、とんでもない話です。ガチガチの先読み邪魔し合い先取りタイルドラフトゲームなので、鬼気迫る白熱対戦になります。僕と友人で遊ぶときはニコリともせずに「君のボードをよく見せたまえ…なるほど…」「赤を取るなんて馬鹿な、アッこいつ邪魔だけのために赤4個取って3個もマイナス点エリアに落としやがった!」「血を吐く思いで縦列の完成を邪魔させてもらいましたよ…しかしこちらもつらくなった」というような感じで遊んでいます。僕にとってはアズールは青筋立てて遊ぶゲームなのです。

アズール

邪魔をするか自分の手を優先するか悩む

プレイ中に考えていることはこんな感じです。
「この皿に乗ってる青2個が欲しい、でもそれを取ると残った黄色と黒が中央に行ってしまう。そうすると中央に黄色4個、黒2個になる。次に相手が欲しがりそうなのは黄色の5個なので、中央に黄色4個も残るのは良くない。じゃあ青2個は諦めるか。よし、隣の皿を見てみよう…」
毎手番こんなことを考えるので、長考するわけです。あっという間に手番を終える人もいますが、ものすごく頭の回転が速いのでしょうか。それで長考した上に負けると敗北感に苛まれて、しばらくの間アズールは封印したくなります。

他にも考えることとして、中央に残ったタイルがなくなるまでラウンドが終わらないので、相手に大量の使えない色のタイルを押し付けたいのです。中央に6個の黒タイルが余っていて、双方の個人ボードに黒タイルはもう置けない状態だった場合などは大変です。6個も使えないタイルを引き取るとマイナス11点ついてしまうので、もう欲しいタイルとか関係なくなります。どうにかして相手が黒タイル6枚取るような順番になるように、上手にお皿からタイルを取っていく事を考えなければいけないのです。なんて苦しいゲームなんだ。しかし、見事に勝てた時の気持ち良さも普通レベルじゃありません。麻薬のようなゲームです。

とはいえ、僕が今まで言っている感想は2人プレイの時の話です。3人以上で遊ぶときは、もっとパーティゲームっぽさが増します。先読みをしたくても2人の頭の中を覗くのは困難すぎて、その時その時だけのことを考えるようになるからです。僕だけかもしれませんが、3人プレイならもう先読みは諦めちゃいます。
3人全員が将棋の有段者とかならものすごい事になるのでしょうか。そんなのに参加したら号泣することになるのが明白なので、離れた安全な場所で動画などで見たいですね。